アグラフォート駅はアグラフォートのすぐ横だった。
駅につく直前に橋上から見えたけど、突然現れたこの赤くて大きい要塞の存在感が異様で鮮烈で。
かっこいいアグラフォート。
一瞬で好きになる。
駅の外には観光客を待ち構える大量のオートリキシャ。
とりあえずホテルまで乗りました。
アグラ城も気になるけど、まずはタージ・マハルに向かいます。
タージ・マハルに行くんだったらそのリュックは駄目だよとスタッフに言われたので、手ぶらで行くことにする。
チケットセンターがホテルのすぐ近くでした。
リキシャや勝手についてくるガイドのおっちゃんの勧誘を無視してチケットを買う。
カメラ持ち込み代は掛かりませんでした。
水と靴カバーを貰って、敷地内で待機していた無料のシャトルバス的なやつでゲートまで行きました。
欧米人がすでに数人乗っていて、included!などと言っていたので乗りましたが、ここはインド。どこまでもボッタクる国。チケット購入時に案内がなかったので、本当にあとで課金されないかと相当疑いながら乗りました。
思ったより緩い検査を経て中に入ります。
めっちゃでかい門。
そしてこの門の先に教科書で見たあのあれが!タージ・マハルがある!
工事中だろうからと期待値を下げていましたが、そんなこと全然!気にならないほどの存在感。
息を呑む美しさってこの事だと思いました。
神殿に入る前におっちゃんに靴を預けます。チケットセンターでシューズカバー貰いましたけど、そんなものは使えませんw問答無用で靴を脱ぐ必要があります。
フリーって書いてるのに10ルピーとられました。
対岸にアグラ城が見えてやっぱりかっこいいアグラ城。。
ここで声をかけてくるインド人は写真撮ってくれとか一緒に写真撮ろうとか言って人懐っこくて笑顔の可愛いインド人ばかりでした。
帰り際に振り返った景色がなんだかとっても異世界に見えて、もう二度と来ない経験をしてるんだとなぜか悲しくなって、もう一度タージ・マハルを目に焼き付けようと戻りました。
日常生活でもその瞬間は二度と来ないといえばそうなんだけど。
ぼーっと座って眺めていると日本人グループがいて、自分の親よりも年配な紳士と少し話をしました。
学校の先生が音頭をとる個人ツアーらしくて、今までに相当マニアックな場所を訪れていたようです。
この前はスリランカに行ったと。
すごい行動力。
なんだ、もう二度とこないんじゃなくて、来ようと思えばいつでも来れるじゃないか。
アクティブシニアから勇気を貰って次の場所へ。
と、帰りにインド人のカメラマンに絡まれました。
その内の1人が日本が好きとか言ってきて、カタコトの日本語で少し喋りました。(カタコトの日本語を喋るやつは100%ボッタクリですがw)
写真を撮影してくれたのにお金をくれとも言われず、普通に良い人そうだったので、教えてもらった料理店に行ってみたところ日本人と遭遇。料金も安かったので入店してみましたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
その後、オートリキシャに絡まれながらブラブラ歩いていると、怪しい宝石商の店に連れ込まれました笑
今までのカモたちが書き残したノートを見せてもらい、チャイをご馳走になり喋っていると、ヒッピーなニュージーランド人の年配女性コンビが入ってきて、怪しい宝石をまさかのご購入w
さらに次に入ってきたドイツ人大学生は、しれっと僕のペットボトルのお水をパクろうとしてくるw
ここは安宿街。
まだまだウブな僕はドミトリーは避けた方がいいのかもしれないw
とりあえずニュージーランド女性コンビとオートリキシャをシェアして観光することになりました。
まずベイビータージ。
次にタージ・マハルの裏側。
川を挟んだ対岸の有料公園。
ここは200ルピーが高すぎるとニュージーランド人は入りませんでした。
まぁ確かに少し高いかなと感じました。
もっと綺麗にしててほしかったです。
最後に念願のアグラフォート!
ただここでスコールのような大雨。
敷地内は広すぎて1時間じゃ全然足りませんでした。明日もう1度くるか悩みます。
宮殿の美しさと、戦車の装甲のような威圧感とが共存するめちゃくちゃかっこいいアグラ城。
ガンダムっぽいような?なんだか変型して動き出しそうな雰囲気でした。
ニュージーランド人を駅で下ろして元の宝石店に戻ったのですが、小さなトラブルがありました。
ツアー代の約束は200ルピーずつだったのですが、ニュージーランド人コンビは降りる時に良いツアーだったから300ルピー支払うよー!というような事をわざとこちらに聞こえる感じで喋っていました。ただ実際の金銭授受は見えないように終わらせて。。
それから宝石店近くに戻り約束の200ルピーを支払うと、「ニュージーランド人は300ルピー払ったのに君は200ルピーなのか」とドライバーが文句を言ってきました。
当然。
じゃあチップくれと言うので10ルピー渡そうとすると拒否したので降りました。
うざい。
あのケチなニュージーランド人が300ルピー払うとは思えない。
なんの芝居やねん。
ニュージーランド好きだったのに印象ガタ落ちです。
やっぱドミトリーは僕にはまだ危なそうです。
とりあえず宝石商に報告しておきましたが、
結局宝石商もニセモノっぽいスタールビーを値切りつつ3000ルピーくらいで売ろうとしてくる。。
もう色々面倒くさくなったのでご飯を食べてホテルに帰ることにしました。
宝石店のすぐ横のホステル屋上のレストラン。
宝石商の薦めでしたが、タージ・マハルも見えて、注文したチキンカレーがめちゃくちゃ美味しかった。
インドにもおいしいカレーあるじゃん!
歩いてホテルまで帰りました。
雨だけど。
上り坂で疲れたけど。
夕焼けは世界のどこにいても美しい。